【イベントレポート】「第25回 長崎の演奏家たち 名曲コンサート」

長崎市チトセピアホールでは11月24日に「名曲コンサート」を開催しました。

長崎県音楽連盟とチトセピアホールが連携して開催するこのコンサートは、“誰もが耳にしたことのある名曲をぎゅっと1時間に凝縮してお届けする”というコンセプトのもと2015年よりスタート、今回が9回目の開催となります。

コンサートに先駆けて、上階にある長崎市北公民館との連携企画として【北公民館秋の講座「名曲レストラン」】が開催されました。こちらは、クラシックから歌謡曲までおなじみの名曲の魅力を生演奏とともに解き明かすというもの。「名曲コンサート」のプレ講座という位置づけで2020年度からスタートし、今年で4年目となります。今年も長崎県音楽連盟所属の音楽家の方たちをお迎えして全3回の連続講座を開講しました。

そしてコンサート当日は、“新・長崎の唄長崎の音”というテーマで、新旧の長崎にちなんだ名曲たちが演奏されました。


幕開けを飾るのはハンドベルあじさい。“わらべ歌による長崎物語”を披露してコンサートは始まります。


続いて5人の若手演奏家・ユニットNによる“ジュピター”(フルート:本田史佳 ヴァイオリン:時津仁美 クラリネット:丸山捺央 サキソフォン:岩田偉 ピアノ:中村卓士)


ここからはナビゲーターの河野英雄さんの和やかなトークとともにコンサートは進行します。
(今回も構成と演出は音楽連盟副運営委員長・林田賢さんによるものです)


【西洋音楽事はじめ〜大正時代、長崎で奏でられたベートーヴェン~】


“月光ソナタ1楽章”(川畠美穂)


“田園シンフォニー1楽章”(新井友梨・ 田川尚美)


【長崎所縁のプッチーニ オペラ「ラ・ボエーム」 より】


“私の名はミミ”(ソプラノ独唱:法師山宏子 ピアノ:エヴゲニヤ・スレプチェンコ)


“私が街を歩くと”(ソプラノ独唱:富永果捺子 ピアノ:中村卓士)

・オペラ「蝶々夫人」より


“蝶々夫人によるファンタジー”(フルート:本多史佳 ホルン:田邊詠美 ピアノ:山口紗弥)


【ナレーションとともにおくる長崎の歌謡曲】

“思案橋ブルース~西海ブルース~長崎の夜はむらさき”(ピアノ:堀内伊吹 フルート:本田史佳 クラリネット:丸山捺央 ヴァイオリン:時津仁美)

“長崎は今日も雨だった”(サキソフォン:山口さやか ピアノ:金澤由美子)


ラストは再び登場のユニットNによる“長崎夜曲~情熱大陸”でコンサートを締めくくりました。

コロナ禍を経て4年ぶりに制限のない環境での開催となった名曲コンサート。終演後のロビーの賑わいもひとしおでした!

【実施概要】
(日時) 令和5年11月24日 19時~20時
(主催) 長崎県音楽連盟
(共催) 有限会社ステージサービス(長崎市チトセピアホール指定管理者)