ごあいさつ

長崎市チトセピアホールは長崎市民の文化活動の振興を図るとともに、豊かな市民生活の向上に寄与することを目的として、平成3年に開館した客席数500の中劇場です。

チトセピアという複合商業施設の中に位置することもあり、朝夕を問わず多くのお客様で賑わう建物の中で、幅広い世代の方々から文化活動の発表の場として多くの市民の皆様にご利用いただいております。中でもこの数年は、長崎市民演劇祭の会場として市民演劇活動の拠点としての役割を担ってきました。そして、今年度より長崎市チトセピアホールは発表と鑑賞の場としての役割に加え、創造の場・交流の場・教育の場として、新たなるスタートを切ります。

地域の方々や文化団体・近隣の学校・大学・NPO団体と連携し、鑑賞事業のみならず創造事業・交流事業・教育事業を推し進めることで、地域に根ざし皆様に愛されるホールを目指してまいります。また、可動式の客席設備を活用し、客席を壁面収納することでうまれる20m×23mのフラットなスペースとして、練習場やイベント会場、アトリエとしての利用といったホールの可能性も探っていきます。

新しくスタートした長崎市チトセピアホールを、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

平成27年4月
館長 出口 亮太