【イベントレポート】「スガダイロートリオ 秋の九州ツアー2018 in 長崎」

チトセピアホールでは自主事業として「スガダイロートリオ 秋の九州ツアー2018 in 長崎」を9月14日に開催しました。

これまでに自身がリーダーとなるトリオや中村達也との即興デュオ「赤斬月」、Little Blueと様々な形態、ユニットで公演を行ってきたスガダイロー、今回はメンバーを一新しての新生スガダイロートリオとして登場。ライブは“BLUE SKIES”から穏やかにスタートです。

今回のライブは初期のアルバムから7月に発売されたソロアルバム『季節はただ流れて行く』まで、オリジナル曲はもちろんのこと、スタンダードまで幅広いレパートリーで構成されました。

ドラムは今泉総之輔。長崎出身のジャズピアニスト・平戸祐介を擁するquasimodeのメンバーでもあった彼の紡ぐヒップホップをベースにした強靭で太いビートが会場の空気を震わせます。

【1st stage】
1、BLUE SKIES
2、バーディグリス
3、公爵月へ行く
4、日陰の花
5、Evidence

2ndステージの始まりは恒例のノイズ中村による物販トークからスタート。ツアーグッズのセールストークに留まらない話術で会場を温めます。

ベースは蓮沼執太や吉澤嘉代子作品の参加で知られる千葉広樹。音と音の間や残響を活かした、寡黙にして饒舌なプレイを披露。

【2nd stage】
1、Stompin’ at the Savoy
2、葉月
3、晩秋
4、Acoustic Kitty
5、Oceanus

(アンコール)時計遊戱

アンコールはスガがソロ作や山下洋輔との共演作で繰り返し取り上げて録音している代表作とも言うべき“時計遊戯”。3ピースそれぞれが寄り添ったかと思えばまたそれぞれのリズムを刻み、そしてまた絶妙のタイミングで合致する―、なんともスリリングなセッションで「スガダイロートリオ 秋の九州ツアー2018 in 長崎」は幕を閉じました。

【実施概要】
(日  時) 平成30年9月15日 19時~21時20分
(主  催) 長崎市チトセピアホール 指定管理者 有限会社ステージサービス