【イベントレポート】千歳公楽座 春風亭ぴっかり☆・桂宮治 二人会

3月7日、「千歳公楽座 春風亭ぴっかり☆・桂宮治 二人会」を開催しました。かつて街場にあった寄席のように噺家さんの息遣いまでもが伝わるような距離で落語を聴くというコンセプトで始まったこの会、第七回は春風亭ぴっかり☆さんと桂宮治さんをお迎えしての開催です。改修工事での別会場での開催をはさみ、ロビー開催はなんと10ヶ月ぶり!親密な空間を活かしたほっこり暖かい会となりました!

開口一番は桂宮治さんで「つる」。前座噺と知られる「つる」も宮治さんにかかれば果てしなくナンセンスなお話に。時事ネタも取り入れつつ、序盤からフルスロットルで盛り上げます。

続いて春風亭ぴっかり☆さん。登場と同時に場がぱっと華やぐのはお名前の通り。披露された「悋気の独楽」では旦那さんと年増の女房、そしてお妾さんに小僧さんまで表情豊かに演じ分けます。


仲入り挟んで後半戦。春風亭ぴっかり☆さんの続投で「桃太郎」。先ほどの「悋気の独楽」でもそうでしたが、ぴっかり☆さんの演じる子どもは茶目っ気たっぷりで本当に可愛いですね。

そして本日のトリは宮治さんで「花見の仇討」。愉快な江戸っ子四人組が織りなすドタバタ劇をたっぷりと演じきります。とりわけ、やっとのことで摺鉢山にたどり着いた巡礼兄弟を、待ちわびた男が山頂から見下ろすくだりは情景がありありと浮かぶようで場内も沸き立ち、大爆笑のうちに会はお開きとなりました。

「千歳公楽座」はこれからも期待の若手をお招きして開催してまいります。どうぞご期待ください!

【実施概要】
(日  時) 平成30年3月7日(水) 19時~21時
(主  催) 長崎市チトセピアホール 指定管理者 有限会社ステージサービス

【島原公演】
チトセピアホールでは各地のホールや団体と協働しての巡回事業を平成28年度より実施しています。今回も長崎公演の翌日、3月8日に島原文化会館で「島原早春寄席 春風亭ぴっかり☆・桂宮治 二人会」を開催、こちらも好評のうちに終了しました!