【イベントレポート】佐藤健寿トークショー『軍艦島と世界の廃墟』

2月18日、長崎市チトセピアホールでは自主事業として「佐藤健寿トークショー『軍艦島と世界の廃墟』」を開催しました。

今回はメディアでも話題のフォトグラファー・佐藤健寿氏が軍艦島を撮り下ろした写真集『THE ISLAND 軍艦島』を刊行した記念のトークショー。気鋭のフォトグラファーによる撮影エピソードが聞けるとあって、開場前にはホールの前に長蛇の列が。

ロビーにはこのたびNAGASAKI 3D PROJECTより長崎市に寄贈され話題となっている軍艦島の3Dプリンタ模型が特別展示。こちらも興味深げにスマホで撮影を楽しむ参加者の列が出来ていました。

日曜日の夜にも関わらず、会場には480名もの方々にお集まりいただき、ほぼ満員の盛況。

定刻の19時を少し過ぎたころ、ステージに佐藤氏が登場。佐藤氏が軍艦島を撮ろうと思ったきっかけや廃墟に対しての思いからトークは始まります。

聞き手を努めていただいたのはNAGASAKI 3D PROJECTの出水享氏。今回の撮影にもアドバイザーとしても参加した出水市からは、インフラ長寿命化の専門家として、軍艦島の保全について語ります。

軍艦島の中でも崩落のすすむ護岸の重要性を指摘、そのための資金としてクラウドファンディングの活用も視野に入れた保全構想についてもふれられました。

最後は参加者の方々と記念撮影。

その後のロビーでのサイン会も大盛況で、軍艦島ファンや廃墟マニア、そして写真好きな方々にもたまらない刺激的なイベントとなりました!


開催の翌日、佐藤氏は田上市長を訪問し『THE ISLAND 軍艦島』の贈呈式が行われました。寄贈された写真集は今後長崎市図書館の蔵書されます。また、3月21日(水・祝)から5月6日(日)まで、グラバー園内旧三菱第2ドックハウスにおいて佐藤健寿氏の写真展を開催する予定です。

【実施概要】
(日  時) 平成30年2月18日(日) 18時30分~20時
(参加者数) 480名
(主  催) 長崎市チトセピアホール 指定管理者 有限会社ステージサービス