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『ジェイン・ジェイコブズ ―ニューヨーク都市計画革命―』上映会

7月8日(日) 

―もしジェイコブズがいなかったら、世界一エキサイティングな大都市・ニューヨークは、きっとずっと退屈だった。―
今もなお世界中の都市計画に影響を与え続ける作家・ジェイン・ジェイコブズの思想と活動に迫った話題の建築ドキュメンタリー、九州初公開!そして、「喫茶ランドリー」で注目を集めるクリエイティブユニット・mosakiをお迎えし、街の未来を考えるスペシャルデザインセッションも同時開催!

■1950年代ニューヨーク。
それまでの都市計画を根底から覆し、ダウンタウンの大規模な再開発を阻止した一人の女性がいた。
1961年に出版された「アメリカ大都市の死と生」は、近代都市計画への痛烈な批判とまったく新しい都市論を展開し、世界に大きな衝撃を与えた。今や都市論のバイブルとなったこの本の著者は、NY のダウンタウンに住む主婦、ジェイン・ジェイコブズ。建築においては一介の素人に過ぎなかった彼女の武器は、その天才的な洞察力と行動力だった。本作は、当時の貴重な記録映像や肉声を織り交ぜ、“常識の天才”ジェイコブズに迫った初の映画。都市は誰がつくり、誰のためにあるのか? 私たちが暮らす街の未来を照らす建築ドキュメンタリー。

■都市開発の帝王 VS 常識の天才 ニューヨークの現在を築いた知られざる闘い
当時の主流は、アメリカンモダニズムを背景にしたゾーニングと自動車中心の都市計画。けれど一見合理的に作られたはずの街が次々と活力を失い、未来の廃墟となっていくのはなぜなのか? ジェイコブズは実際に活気溢れる街を、そこで暮らす者の視点で観察し、魅力的な街を作るための独創的なアイディアを練りあげた。対するは”マスタービルダー”の異名を持つ NY 都市開発の帝王、ロバート・モーゼス。彼が強引に推し進める開発プロジェクトを阻止するため、ジェイコブズとその仲間たちは立ち上がった。ワシントンスクエア公園で、グリニッジ・ビレッジで、そしてローワーマンハッタン高速道路の建設をめぐって、壮絶な闘いを繰り広げていく。

(2016年 / アメリカ / 監督: マット・ティルナー)

【日時】 平成 30 年 7 月 8 日 (日) 12:30開場 13:00開演
【料金】 1,300円(予約不要・当日精算のみ)

『ジェイン・ジェイコブズ ―ニューヨーク都市計画革命―』公式HP


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『ジェイン・ジェイコブズ ―ニューヨーク都市計画革命―』公開を記念して、長崎の景観まちづくりを研究する「長崎都市・景観研究所(null)」協力のもと、スペシャルデザインセッションを上映後に開催!

【 after talk feat. mosaki 】 「1階づくりはまちづくり」
「喫茶ランドリー」で注目を集めるクリエイティブユニットが語る都市の現在
■mosaki ‥ 田中元子と大西正紀からなる、「人や社会」と「まちや建築」とをつなぐクリエイティブユニット。都市の遊休地でキャンプを行う「アーバンキャンプ」や、個人がフリーで振る舞う「パーソナル屋台」ワークショップを全国に展開。2016年、株式会社グランドレベルを設立。歩道や公園からあらゆる建物の1階までをシームレスに捉え、人の能動性を最大限に高めるグランドレベルづくりに取り組む。2018年、墨田区に“まちの家事室”付き「喫茶ランドリー」をオープン。著書に『マイパブリックとグランドレベル —今日からはじめるまちづくり』ほか。

【 talk session 】 「長崎のグランドレベル」
現在進行系でまちづくりに取り組む3組が語る長崎の未来
■スピーカー:
岩本諭(斜面地・空き家活用団体「つくる」)
1990年、大分県宇佐市出身。コミュニティデザイナー。 斜面地に増えている空き家問題を解決するため、南山手町の空き家だった古民家を改装し、移住。現在はシェアハウス兼コミュニティスペース(つくる邸)として家を開放し、斜面地暮らしの魅力を発信する様々な取り組みを行なっている。現在、2軒目の空き家再生にも取り組んでいる。

 

折目英司(baumgummi)
私たちbaumgummiは、建築の立場から、未来を担うこどもたちへ想像力や表現力を養う場を提供します。baumgummiのワークショップは、持ち合わせた常識や立場を無くし、普段と異なる環境、異なる出会いとともに新しい発見や創造を互いに認め合いながら行っていく、ワークショップ本来の役割を提供しています。

 

佐々木翔(INTERMEDIA / 建築家)
1984年 長崎県島原市生まれ/2007年 九州芸術工科大学(現 九州大学)卒業/2010年 九州大学大学院修了/2009-2014年 末光弘和+末光陽子/SUEP./2015年-現在 INTERMEDIA 取締役/2016年- 九州大学非常勤講師/2015年第34回SD Review入選、平成29年度日事連建築賞 国土交通大臣賞、2017年ap賞、2017年第20回長崎市都市景観賞など

 

■コーディネーター:平山広孝(長崎都市・景観研究所)
1985年長崎市生まれ。和歌山大学システム工学部デザイン情報学科卒、九州大学大学院芸術工学府デザインスストラテジー専攻修了。専門は景観まちづくりと公共デザイン。2008年日本建築学会九州支部コンペ佳作、2010年夢アイデアコンペ最優秀賞。2010年3月に長崎都市・景観研究所/nullを設立し、まちづくりに関するイベントやワークショップなどを行う。まちが恋人、33歳独身。

■オブザーバー:mosaki(田中元子・大西正紀)


【主 催】 長崎市チトセピアホール 指定管理者 有限会社ステージサービス
【共 催】 長崎都市・景観研究所
【協 賛】 一般社団法人長崎県建築士会長崎支部 一般社団法人長崎県建築士事務所協会長崎支部 社団法人日本建築家協会九州支部長崎会
【後 援】 長崎大学工学部 長崎大学環境科学部 活水女子大学 健康生活学部 生活デザイン学科

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