【イベントレポート】チトセピアレコード大學 第二講

「チトセピアレコード大學 第二講」を、8月30日に開催しました。アナログレコードとそれにまつわる音楽の四方山話を楽しもうという企画の第二回。30名超の方々にご参加いただきました。

また、開催前日の29日にはNBCラジオ「集まれ!飛び出せ!団塊フレンズ」で“レコード大學への誘い”と題した2時間にわたる特集を組んでいただき、館長の出口もスタジオにお邪魔してきました。

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「チトセピアレコード大學 第二講」、最初の講義はながさきダンカーズ倶楽部の井出さん。最近お気に入りだというザ・モノトーンズ の”Book of Love”にはじまり、ジョージ・ハリスンのライブ盤から“Something”、そしてニーナ・シモン、最後は発売されたばかりの岡村靖幸“東京音頭”まで、今回もさすがの幅広い選曲です。

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つづいては、今回のメインゲスト、油屋町の和食店「御飯」の店主であり、フォークコンサートの企画も行う吉村常弘さん。「僕の音楽は、此処から始まったかも」と題して、中学生で音楽に目覚めた頃から、高校でフォークミュージックに開眼、伝説的なイベント「中津川フォークジャンボリー」も観に行っていたという、まさしく歴史の証人とも言える吉村さんの音楽人生について語っていただきました。

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そして前回好評だった「私の一枚」のコーナー。
ブライアン・ウィルソン、スモール・フェイセズといったロックから郷ひろみ、ソルティシュガー、ポール・アンカ、福山雅治と、参加者の方々それぞれの音楽愛、アナログ愛がうかがえるコーナーとなりました。

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最後は、長崎雑貨「たてまつる」店主で筒美京平研究家として「筒美京平の世界」の著者でもある髙浪髙彰さん。髙浪さんは吉田拓郎“高円寺”をクラブミュージックとして聴いてみる、という実験を披露。“ギターに注意して聴いてみてください”、そう言われて聴いてみると、確かにとてもダンサブルに聞こえ、新しい発見でした。知っている曲もほんのちょっとのきっかけで全く新しいものに聞こえる、それも音楽の楽しみですよね。

「チトセピアレコード大學」、次回は10月頃に開講予定です。
皆さんのご参加、お待ちしております。

【実施概要】
(日  時) 平成27年8月30日 18時30分~20時30分
(会  場) チトセピアホールロビー
(参加者数) 30名
(主  催) 長崎市チトセピアホール
(協  力) 井手達夫(ながさきダンカーズ倶楽部 代表)

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今回の「レコード大學」には長崎出身の画家で先日「猫と月」を上梓された田川誠さんと、発行人の深澤慎也さんが遊びに来てくれました。展覧会「作品集『月と猫』ができるまで」は長崎市立図書館で9月28日まで開催中。9月26日にはワークショップも行われるとのことで、こちらも楽しみですね。