館長・出口が静岡県公立ホール連携支援研修事業で講師を務めました

7月12日、館長・出口が静岡県公立ホール連携支援研修事業【『アフターコロナ』を踏まえたこれからの公立ホールのつくり方】に講師として登壇、講義を行いました。静岡県文化財団が主催するこの研修事業、今年度は“『with コロナ』、『ポスト コロナ』を見据えた上での企画制作力の向上、各館連携強化”をテーマに、県内の公共ホールで事業企画を担当して2~3年の若手職員を中心に集まり開催されました。

研修会の前半では【ゼロから始める自主事業】と題し、中小規模館や市民との協働・連携体制のもとでの自主事業の企画と運営について、チトセピアホール・北公民館での実践事例を交えた講義を行いました。

また後半では各館の職員がこれまでに行ってきた協働事業の振り返りと共有、そしてこれからの協働の対象、事業企画、あり方についてグループディスカッションと発表を行いました。

ディスカッションのなかでは、昨年より続くコロナ禍で地域の公共施設はどのように存在しうるのか。各館の規模や時代のニーズを汲み取りながら、地域や文化団体、教育機関などと連携することで、より広がりと奥行きのある事業企画が成立するのではないかという見立てのもとで、様々なアイデアが飛び交う展開となりました。本講が各館がこれから独自に、そして連携して事業を展開するときの小さなヒントとなれば幸いです。

令和3年度 静岡県公立ホール連携支援研修事業(地域創造 令和3年度「地域の文化・芸術活動助成事業」)
令和3年7月12日 グランシップ 908会議室
演題【ゼロから始める自主事業~長崎市チトセピアホール・北公民館の事例を通して~】
講師:出口 亮太(長崎市チトセピアホール・北公民館 館長)

*研修の詳細なレポートはグランシップのブログにも掲載されています、ぜひご一読ください!