「『アザー・ミュージック』特別上映会」のお知らせ

イースト・ヴィレッジのランドマーク。異次元への扉。インディーズの砦──
ニューヨーク、伝説のレコードショップ “OTHER MUSIC”。
その波乱万丈な21年間を追いかけた、 愛と汗と涙のドキュメンタリー、長崎初上映。
字幕監修を手がけた松永良平さんのトークショーも同時開催。



 

【「アザーミュージック」予告編映像】

2016年5月、世界中の音楽ファンに激震が走った。ニューヨーク、イースト・ヴィレッジにあるレコードショップが閉店するという。このニュースを知り駆けつけたのは、店のスタッフと客として出会い、やがて夫婦となったドキュメンタリー作家コンビ、プロマ・バスーとロブ・ハッチ=ミラー。2人は、この店の知られざる歴史をdigり始める──。

1995年、アルバイト先のレンタルビデオ屋で知り合ったジョシュとクリスが、店を立ち上げた。巨大チェーン、タワーレコードの向かいにあるから、「アザー・ミュージック」。続々と、クセモノ揃いの愉快なスタッフが加わっていく。

2001年のNY同時多発テロとiTunesの誕生、03年のタワーレコードの倒産など、時代の大きなうねりに翻弄されながらも、「別」の道を模索し、抵抗し続けた奮闘の日々。その最中で、アーティスト=場所=カスタマーの双方向的なコミュニケーションによって、歴史的なシーンが次々に生まれていった理想的なコミュニティは、いかにして形づくられたのか。そして、店員や常連客にとって”家”だったような場所がなぜ失われるに至ったのか……。これは、「その他」であることを、控えめに誇りながら、「もうひとつ」の可能性を追い求め足掻き続けた異人たちの、哀しく美しい、世界にたったひとつの青春群像物語。

ヴァンパイア・ウィークエンドにニュートラル・ミルク・ホテルなどアザー・ミュージックと馴染み深いバンドが店内で頻繁に行っていた異様な熱気と親密さに満ちたインストア・ライブ、オノ・ヨーコやヨ・ラ・テンゴらが一同に会したフェアウェル・コンサートの模様など、貴重なライブ映像の数々も見逃せない。

■2023年 1 月 9 日 (月・祝)
①13:30 ②15:30

■入場料:1,600円(事前予約不要・当日会場まで直接お越しください)

 

『アザーミュージック』公式HP


『アザー・ミュージック』上映を記念して、当日15:00より本作の字幕監修・松永良平さんによるトークショーを開催します。(13:30と15:30、どちらの回をご覧の方もご参加いただけます)

松永良平
1968年熊本県生まれ。ライター/編集。著書『ぼくの平成パンツ・ソックス・シューズ・ソングブック』『20世紀グレーテスト・ヒッツ』『コイズミシングル』(小泉今日子ベスト・アルバム『コイズミクロニクル』付属本)、編著『音楽マンガガイドブック』、翻訳書にテリー・サザーン『レッド・ダート・マリファナ』、ブライアン・ウィルソン『ブライアン・ウィルソン』自伝。編集担当書に朝妻一郎『ヒットこそすべて』、小野瀬雅生『小野瀬雅生のギタリスト大喰らい』、『ロック画報/カクバリズム特集号』など

 


【主 催】 長崎市チトセピアホール 指定管理者 有限会社ステージサービス