【イベントレポート】千歳公楽座 桂雀太・桂そうば 二人会

長崎市チトセピアホールでは自主事業として3月8日、「千歳公楽座 桂雀太・桂そうば 二人会」を開催しました。かつて街場にあった寄席のように噺家さんの息遣いまでもが伝わるような距離で落語を聴くというコンセプトで始まったこの会、第十回は上方落語の桂雀太さんと桂そうばさんをお迎えしての開催です。当日はロビー開催ならではの演者の熱気が直に伝わってくるホットな会となりました!

開口一番は桂雀太さんで「代書」。2016年にNHK新人落語大賞受賞した際にもかけられた得意ネタで序盤から会場をガッチリ掴みます。

続いて桂そうばさんで「親子酒」。高校時代を長崎で過ごしたそうばさんならではのマクラからはじまり、勢い良くまくしたてる見事な酔っ払いっぷりを披露。

仲入り挟んで後半戦。続けてそうばさんで「必殺仕分人」。大の野球好きとしても知られるそうばさんならではの、細かいこだわりが散りばめられた創作落語です。

そして本日のトリは雀太さんで「天狗裁き」。ある男の小さな意地っ張りがあれよあれよと取り返しの付かない大事に‥というナンセンスなお話がスピーディーに展開されます。何役も演じ分けながらテンポ良くすすむその語り口に場内も沸き立ち、爆笑のうちに会はお開きとなりました。

「千歳公楽座」はこれからも期待の若手をお招きして開催してまいります。どうぞご期待ください!

【実施概要】
(日  時) 平成31年3月8日(金) 19時~21時
(主  催) 長崎市チトセピアホール 指定管理者 有限会社ステージサービス

【島原公演】
チトセピアホールでは各地のホールや団体と協働しての巡回事業を平成28年度より実施しています。今回も長崎公演の前日、3月7日に島原文化会館で「島原早春寄席 桂雀太・桂そうば 二人会」を開催、平日の夜にもかかわらず200人超えのお客様にお集まりいただき、大好評のうちに終了しました!