【イベントレポート】「『ジェイン・ジェイコブズ ―ニューヨーク都市計画革命―』上映会」

長崎市チトセピアホールでは自主事業として「『ジェイン・ジェイコブズ ―ニューヨーク都市計画革命―』上映会」を7月8日に開催しました。
本イベントは長崎のまちづくりを考える「長崎都市・景観研究所」との協働開催で、「ニューヨークの過去に学び、東京の現在を知り、長崎の未来を考える」をコンセプトに、映画上映とアフタートーク、トークセッションの三部構成で行われました。

まずは『ジェイン・ジェイコブズ ―ニューヨーク都市計画革命―』の上映。今年のGWに東京で公開されてロングランとなった話題作が九州初上映、ということで会場には福岡や佐賀から参加された方も。2020年に向けて国内のグランドデザインが大きく変わりゆく今だからこそ観られるべき作品、というべき示唆に富んだ内容でした。

上映後は田中元子さんと大西正紀さんによるクリエイティブユニット・mosakiによるアフタートーク。自ら手がけた墨田区のコミュニティカフェ「喫茶ランドリー」が注目を集める話題のお二人からは「1階づくりはまちづくり」と題して、海外や東京のまちづくり、コミュニティづくりについてのリアルな現状の報告と提言をいただきました。

そして、会場では長崎のまちを面白くする団体によるブース展示も同時展開。

沢山の模型やパネルが展示されるなかでも、先ごろ世界遺産に認定されて話題の教会群や軍艦島のVR体験、3D模型展示コーナーには人だかりができ、会場を賑わせていました。

最後は長崎でまちづくりに取り組むプレイヤーを交えてのトークセッション。山手地区の利活用というお題のもとに、岩本諭・折目英司・佐々木翔の三氏からのそれぞれの活動を元にした提案と意見交換がなされました。

チトセピアホールでは“公共建築としての劇場”という観点から、「まちとたてものとそこにすむひとびと」をテーマに建築系のイベントを継続的に開催しています。今後の企画もご期待下さい!

【実施概要】
(日  時) 平成30年7月8日 13時~17時
(主  催) 長崎市チトセピアホール 指定管理者 有限会社ステージサービス
(共  催) 長崎都市・景観研究所
(協  賛) 一般社団法人長崎県建築士会長崎支部 一般社団法人長崎県建築士事務所協会長崎支部 社団法人日本建築家協会九州支部長崎会
(後 援) 長崎大学工学部 長崎大学環境科学部 活水女子大学 健康生活学部 生活デザイン学科