長崎市チトセピアホールでは10月10日に「名曲コンサート」を開催しました。

長崎大学と長崎県音楽連盟、そしてチトセピアホールが連携して開催するこのコンサートは、誰もが耳にしたことのある名曲をぎゅっと１時間に凝縮してお届けするというコンセプトで、今回が二回目の開催となります。三連休の最終日にも関わらず多くのお客様にご参加いただきました。

開場中のロビーコンサート。今回のゲストである緒方愛子さんのバイオリンと井上忍さんのチェロでお出迎えです。

コンサートの司会を務めるのは山田睦美さん。堀内伊吹先生による曲解説はクラシック音楽をとても親しみ深く思わせてくれます。

オープニングはこのコンサートのテーマ曲でもある「クラリネット・ポルカ」。ピアノに中谷寿人さん、クラリネットに中谷美音さんの親子共演で軽快にスタートです。

続いてハンドベルあじさいによる「カノン」。アンサンブルの重層的な響きを堪能できる演奏でした。

「シャコンヌ」は本日のゲスト、緒方愛子さんのバイオリンで。

続いて本日もう一人のゲスト、井上忍さんのチェロで「G線上のアリア」。ピアノ伴奏は森裕子さんです。

松田洋子さんと大塚裕子さんのピアノ連弾による「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。

オープニングを飾った中谷寿人さんによる「月光ソナタ第1楽章」。

ここから司会は堀内先生からピアニストの林田賢さんにスイッチ。軽妙なお喋りもこのコンサートの楽しみどころです。

そして本日のハイライト。長崎の合唱界において長く指導者として貢献されてきた松川暢男先生が、なんと20年ぶりに演奏会に出演するというサプライズ！曲はシューベルトの「冬の旅」から「菩提樹」。下峰優依さんのピアノを伴って素敵なバリトンを披露くださいました。

続いて森美春さんのピアノ独奏で「トロイメライ」。

運動会の徒競走の曲としておなじみオッフェンバック「天国と地獄」。堀内先生のピアノと小川勉さんのクラリネットの掛け合いに客席からも思わず手拍子が起こります。

バイオリンの時津仁美さんとピアノの藤下千佳さんのフレッシュなコンビでお届けしたのはブラームスの「ハンガリー舞曲第５番」。

「名曲コンサート」、最後を飾るのはヨハン・シュトラウスⅡ世の「美しき青きドナウ」。ゲストの緒方さん・井上さんに林田さんのピアノの三重奏でしめくくられました。

大人からこどもまで、クラシックに馴染みのある人もそうでない人も、みんなが楽しめる「名曲コンサート」。次回はオーケストラ編成で来年3月19日にブリックホールで開催です。お楽しみに！

【出演】
◆ゲスト◆
井上忍（チェロ）
緒方愛子（ヴァイオリン）

◆特別出演◆
松川暢男（バリトン）

小川勉（クラリネット）
下峰優依（ピアノ）
時津仁美（ヴァイオリン）
中谷寿仁（ピアノ）
林田賢（ピアノ）
藤下千佳（ピアノ）
堀内伊吹（ピアノ）
森裕子（ピアノ）
森美春（ピアノ）
中谷美音（クラリネット）
デュオ・スール（ピアノ連弾）
ハンドベルあじさい

◆司会◆
山田睦美

【実施概要】
（日時）　平成28年10月10日　15時～16時
（主催）　長崎大学 長崎創楽堂を活用したアートマネジメント育成事業
（共催）　長崎県音楽連盟
（協力）　有限会社ステージサービス（長崎市チトセピアホール指定管理者）
（助成）　平成28年度 文化庁 大学を活用した文化芸術推進事業
（参加者数）　445名