【イベントレポート】チトセピア建築映画祭

0

長崎市チトセピアホールでは「チトセピア建築映画祭」を7月16日に開催しました。“「たてもの」と「まち」と「ひと」との関わりについて考える”をテーマにした、日本で(おそらく)唯一の建築映画祭です。当日は長崎市内だけでなく福岡や熊本など九州各県、そして関東からのお客様もいらっしゃって、のべ160人超もの建築ファン、映画ファンで賑わいを見せました。

1

「誰も知らない建築のはなし」、「もしも建物が話せたら」、そして「GROUNDSCAPE」と長崎初上映のドキュメンタリー作品が3本揃い踏みのラインナップ。通して観るとなんと6時間強。シネコン全盛で完全入れ替え制が当たり前となった昨今、「長時間スクリーンと対峙する」のは、ここ長崎では希少な映画体験です。


そして3作品の上映が終わって始まったのが長崎都市・景観研究所によるトークショー、題して「次代の長崎を担う若者によるぶっちゃけトーク~建築系しゃべり場~」。登壇者が11名ということもあり、サッカーのイレブンになぞらえたスタイルで登場です。

2

壇上に上がった「次代の長崎を担う若者」11人は建築家や建築事務所勤務、公務員、建築学生、コンサル勤務、アーティストなどなど多彩な顔ぶれ。さっそく最初のトークテーマ「長崎で好きな建築は?」から、各々の建築や景観、そして長崎への思いが語られます。

3

続いてのお題は「いま自分の仕事に思うこと」。一人ひとりが現場で抱えている悩みや夢が語られました。それぞれがそれぞれの置かれた場所で、共有する思いもあれば違う考えを持つこともある。一つの問題に対して異なる分野や立場からの意見の活発なやりとりが印象的なトークショーとなりました。

4


【実施概要】
(日  時) 平成28年7月16日(土)
(参加者数) 164名

(主  催)
チトセピア建築映画祭実行委員会

(協  力)
長崎都市・景観研究所 GSデザイン会議 聖フィリッポ西坂教会

(協  賛)
一般社団法人長崎県建築士会 一般社団法人長崎県建築士事務所協会

(後  援)
長崎大学工学部構造工学コース 活水女子大学健康生活学部生活デザイン学科 長崎総合科学大学