【イベントレポート】「千歳公楽座 笑福亭瓶二の会」

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長崎市チトセピアホールでは「千歳公楽座 笑福亭瓶二の会」を5月26日に開催しました。かつて街場にあった寄席のように噺家さんの息遣いまでもが伝わるような距離で落語を聴くというコンセプトで始まったこの会、平日の夜にもかかわらず40人以上の方にお集まりいただき大盛況に終わりました。

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「千歳公楽座」の会場はホールの中ではなくロビー。普段はホールの顔として親しまれている長崎名所・名物を散りばめたレリーフを背景として高座を特設します。高座と客席との距離は最前列だとなんと60cm。この緊密な空間づくりが千歳公楽座の特色です。

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一席目は「動物園」。“チトセピアホールのロビーで落語を演じるのが夢でした。”という嬉しいくすぐりから始まり、和やかな雰囲気で会はスタートです。

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そして、鶴瓶師匠のエピソードトークから続いての「ちりとてちん」。 “長崎名物ちりとてちん”という謎の食べ物が登場するこの噺。“長崎でやるならこれしかない”と思っていた渾身のネタだそうで、こちらもユーモラスな所作をまじえた熱演。そして仲入りへ。

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仲入り明けは「妾馬」。お殿様に見染められてお城に上がった妹のお鶴を訪ねる粗忽者の兄・八五郎。城中を案内する家臣やお殿様との滑稽なやり取りを経て、やっとの妹との再会。妹と母を思う男の温かい気持ちが伝わってくる一席でした。

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「千歳公楽座」は今後も継続的に開催して参ります。次回もご期待ください。

【実施概要】
(日  時) 平成28年5月26日(木) 19時~21時
(参加者数) 45名
(主  催) 長崎市チトセピアホール 指定管理者 有限会社ステージサービス