【イベントレポート】「千年の一滴 だし しょうゆ」上映会

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長崎市チトセピアホールでは自主事業として「千年の一滴 だし しょうゆ」上映会を11月23日に開催しました。

本作は和食文化の根幹を成す「だし」と「しょうゆ」の伝統と科学に迫ったドキュメンタリーで、フルハイビジョンで撮影された映像の美しさもあってキネマ旬報ベストテン第二位、辻静雄食文化賞などを獲得。既に全国で反響を得ていましたが、長崎では初めての上映ということもあり沢山の方々にご覧いただくことができました。

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そして今回は作品の上映に合わせて「魚のまち長崎応援女子会」のメンバーのご協力のもと、だしのとり方講座や試飲、かつお節削り体験などの体験型イベントを開催し、参加者の方にはだしの魅力について映画を観るだけでなく、五感で味わっていただきました。

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料理研究家・脇山順子先生によるだしのとり方講座。おいしいだしをとるのに肝心なタイミングについて実演を交えながら丁寧にご説明いただきました。

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作品に登場する「枕崎かつおぶしと羅臼昆布の混合だし」と長崎が誇る「いりこだし」の飲み比べ。
サーブをしているのは料理研究家の赤﨑奈穂子先生。ご自身のブログ「ボナペティの1日」でもイベントの様子をレポートいただいています。

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この澄んだ輝きがだしの魅力ですよね!!

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かつおぶし削り体験。最初はなかなかうまく削れず粉ばかりになってしまいましたが、慣れるにつれて薄くふんわりとした花かつおが削れるようになりました!

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来場者の方にはチョーコー醤油さんより「むらさき」と「ゆず醤油かけぽん」がプレゼントされました。チョーコー醤油さんも醸造業を通して食育普及に取り組んでいらっしゃいます。

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ロビーでは映画に登場した澤井醤油本店さんの二度熟成醤油と築町・中嶋屋本店さんのだしキットを販売。こちらも鑑賞の記念にお土産としてお買い上げいただくお客様で盛況でした。

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なんと偶然にもイベントの翌日(11月24日)は、ユネスコ無形文化遺産に「和食-日本人の伝統的な食文化」が登録されたことを記念して制定された「和食の日」。日本人が長い時間をかけて育んできた素晴らしい食文化について、楽しみながら理解を深めることのできるイベントとなりました。

【実施概要】
(日  時) 平成27年11月23日(月・祝) 11時/14時30分(2回上映)
(会  場) チトセピアホール(映画上映) / チトセピアホールロビー(だし講座)
(参加者数) 90名
(主  催) 長崎市チトセピアホール指定管理者 有限会社ステージサービス
(作品配給) プロダクション・エイシア
(協  力) 魚のまち長崎応援女子会