トークイベント「池島カフェ」を、9月15日に開催しました。産業遺産としていま再び脚光を浴びる池島について、三人の研究者がその魅力を語りつくすというこの企画、平日の夜にもかかわらず30名超の方々にご参加いただきました。
(画像左より)地域おこし協力隊として池島に移り住み、三年間を過ごす中でその魅力を眺めてきた写真家の小島健一氏。現在は長崎大学インフラ長寿命化センターの産学官連携研究員として長崎の産業遺産や世界遺産候補の教会群などの3DCG化に取り組んでいます。
大阪大学「池島プロジェクト」の担当教官として研究を続けている中村征樹・准教授。池島をとおして戦後日本の経済発展と地域社会のありかたについて考えるこのプロジェクトで来崎中のところをご登壇いただきました。この日も、つい午前中まで池島でフィールドワークを行っていたとのことで、取れたてほやほやの池島エピソードをお話いただきました。
同じく「池島プロジェクト」にコーディネーターとして参画する日本文理大学特任准教授の市田秀樹氏。島外からの「ヨソモノ」の視点で池島の魅力について語っていただきました。
3人による池島トークに続いては、今回「池島プロジェクト」として2泊3日の池島滞在を終えたばかりの大阪大学の学生たちからの実地報告。池島の住宅事情や島にあった神社の由来など新たな気づき、そして地域おこしの難しさまで、さまざまな観点から報告と意見が発表されました。
質疑応答の時間では、実際に池島に住んでいた方の貴重な体験談や、これからの島に対しての希望・要望の声が寄せられ、池島への注目度が高まりつつあるのが感じられるイベントとなりました。
【実施概要】
(日 時) 平成27年9月10日 19時~21時
(会 場) チトセピアホールロビー
(参加者数) 30名
(主 催) 長崎市チトセピアホール
***今回の企画では関連書籍の販売コーナーでくさの書店チトセピア店様、カフェメニューの提供でトスタトゥーラカフェ様にご協力いただきました!