「チトセピアレコード大學」を、7月5日に開催しました。アナログレコードとそれにまつわる音楽の四方山話を楽しもうというこの企画、第一回は小雨の降る中にも関わらず50名超の方々にご参加いただきました。
講義のトップバッターは、館長の出口が「エキゾチックレコードの世界」というテーマで海外のアーティストが日本をイメージしてつくったレコードや日系移民が故郷を懐かしんでつくったレコードなどを紹介しました。
つづいては、長崎雑貨「たてまつる」店主で筒美京平研究家として「筒美京平の世界」の著者でもある髙浪髙彰さん。テーマはズバリ「筒美京平の世界」と題して語っていただきました。なかでも尾崎紀世彦“また逢う日まで”誕生の背景には参加者の方からも驚きの声が上がるほどの深いストーリーが‥。
ここからは参加者の方から持ち寄られたレコードをみんなで聴くコーナー。発売されたばかりの福山雅治の2枚組から、ウエス・モンゴメリー、北原健二、ソフィア・ローレンまで、幅広いセレクトと添えられたエピソードに会場は盛り上がりました。
最後は団塊シニア世代のセカンドデビューを応援する市民団体「ながさきダンカーズ倶楽部」代表の井手達夫さん。1953年の7月5日はエルビス・プレスリーがはじめてレコーディングした日ということにちなんで“That’s All Right, Mama”からはじまり、話題のミュージカル“ジャージーボーイズ”のモデルとなったフォーシーズンズ、世界的ヒットも記憶に新しい由紀さおりとピンク・マルティーニ楽団の“ブルー・ライト・ヨコハマ”まで、まさに「人生音盤模様」という演題通りの深いお話をいただきました。
20曲以上の音楽と楽しいトークが繰り広げられた2時間、お開きになったあともレコードジャケットを前に音楽談義に花を咲かせる参加者の姿も。音楽は年令に関係なく人を仲良くさせる力がある、と再確認させられた夜でした。
「チトセピアレコード大學」、次回は8月30日(日)に開講予定です。
皆さんのご参加、お待ちしております。
【実施概要】
(日 時) 平成27年7月5日 18時30分~20時30分
(会 場) チトセピアホールロビー
(参加者数) 50名
(主 催) 長崎市チトセピアホール
(協 力) 井手達夫(ながさきダンカーズ倶楽部 代表)
(来年開催される「ねんりんピック長崎2016」応援団長・チアリーダーのがんばくんとらんばちゃんも遊びに来てくれました!)