長崎市チトセピアホールでは「千歳公楽座 柳家小太郎の会」を9月29日に開催しました。かつて街場にあった寄席のように噺家さんの息遣いまでもが伝わるような距離で落語を聴くというコンセプトで始まったこの会、第二回は、柳家の俊英・柳家小太郎さんをお迎えしての開催です。
「千歳公楽座」の会場はホールの中ではなくロビー。普段はホールの顔として親しまれている長崎名所・名物を散りばめたレリーフを背景として高座を特設します。高座と客席との距離は最前列だとなんと60cm。この緊密な空間づくりが千歳公楽座の特色です。
千歳公楽座、今回は落語をちょっと聞いてみたいという方のために、と800円で一席楽しめると短めの会をお昼に2回開催しました。まず一席目は「幾代餅」。
二席目は「愛宕山」。どちらも40分弱ながら人情噺からナンセンスな噺まで、楽しませてくれます。
そして、夜の部は「時そば」から始まって小太郎さんお得意の怪談噺「死神」。
仲入りを挟んで賑やかに「くしゃみ講釈」でお開きとなりました。
「千歳公楽座」、次は来年の二月上旬に開催します。次回もご期待ください!
【実施概要】
(日 時) 平成28年9月29日(木) 14時、16時、19時
(参加者数) 33名
(主 催) 長崎市チトセピアホール 指定管理者 有限会社ステージサービス